はたけに植わる舟

無駄を模索している

グラノーラを20kg食べたのでそろそろ答えを出そうと思う

私が初めてグラノーラを食べたのは2018年10月のことだった。だからだいたい一年と四ヶ月で20kgに到達したことになる。毎日食べていたわけではないが、割って考えると一日あたり41gほど食べた計算だ。パッケージの裏面には一食50gが目安とされていたはずだから、”グラノーラを食べる人”としてはひょっとすると失格なのかもしれない。でも、この一年と四ヶ月はたしかに、それ以前とは一線を画して”グラノーラを食べる人”だったと思う。

食べたグラノーラの量を記録しはじめたのは初めての日からおよそ1ヶ月、グラノーラも流暢になってきた頃合いだった。

初めは特に意味はなかった。たぶん何かを積み重ねていくことに飢えていたのだと思う。

食べるだけで健康によさげ、しかも小腹を埋めることができる食料、それがグラノーラ。そんな都合の良い食品を食べるだけの、都合良い積み重ねをいつのまにかはじめていた。

最後まで特に意味はなかった。

今月、ちょうど人生的にも一区切りのタイミングで20kgの大台に達したから、せっかくだし少しでもこの記録に意味を与えてみようというのがコレの目的になる。

でははりきっていきましょう

 

グラノーラを20kg食べてよかったこと

1.自分は"グラノーラを食べる人"なんだという自認ができ、ちょっとしたアイデンティティになった。

まったくもって規模の小さい話なので、馬鹿にしながら聞いてほしい。食べたグラノーラの記録をつける際、私はその量と種類をTwitterの鍵アカウントにツイートしていく形で記録していた。もともと仮想閉鎖空間に独り言をつぶやくという体でしかコミュニケーションがとれないような界隈に属していたこともあり(A:大宇宙すごろく要る人おる?(独り言)B:ほしいです(独り言)みたいなことをタイムラインでやる)、それ用のほとんど存在価値のないアカウントがあったので、それをグラノーラの記録に流用した。やってるうちに、私はその反社界隈でグラノーラマンと呼ばれるにまで至った。現実の知り合いと言えどタイムラインで本名を出すのは憚られ、都合の良いハンドルネームがあればな、というところにグラノーラがはまったという具合だ。グラノーラとはとことん都合の良い食料なのだ。アカウントネームは「グラとノラ」になった。

そうして名実ともに”グラノーラを食べる人”になった私は、より多くの種類のグラノーラを食べることに邁進し、記録を蓄積するほどに輝いて見えるハンドルネームを手にしたのだった。

実際、まあちょっとしたネタにはなったかと思っている。

2.家族との会話が増えた

5秒分くらい。私が布教したかいあって、実家でもグラノーラが食べられている。普段から普通に会話する方だとは思うが、親とたびたび「このグラノーラがおいしいね」「日清シスコは信じていい」みたいな会話をする。累計しても多分5秒分くらい。

 

以上かな。ぶっちゃけ健康がどうとかはみじんも感じるところはない。小腹やおいしさにしても、グラノーラってそんなにコスパの良い食品でもないからかけたお金を考えればさして褒め称えるほどでもない。最近なんでもそうなんだけど、実利よりコミュニケーションのネタになることのほうがアドって感じがする。

なので、20kg食べてよかったことは、以上。

 

つづきまして、おいしいグラノーラランキングです。

いや、打線を組もうかな。せっかくだし

食べたことのあるグラノーラをベンチ入りとして、その中から9種、グラノーラ軍のスターティングメンバーとして発表したいと思います。題して

うまいグラノーラで打線組んでみたwww

 

1(二) ふわサクフルーツ&ナッツグラノーラ

日本食品製造大卒。社会人を経てドラフト3位指名。俊足と選球眼には自信があるが、内野の頭をこえるのがやっとという非力。ボールを見過ぎて見逃し三振の癖あり。無難にセカンドをこなすがフィジカルが弱く、悪い体勢での送球はへなちょこ。盗塁企図数が多いわりに成功率は低い。チビ。

グラノーラ的には、よく言うとやさしい味、あっさり系。何かが凄く良いというわけではないけれど、めっちゃ体調悪いときでも食べられそうな味と軽さ。初っぱなからどメジャーなやつ出したら玄人に笑われそうだから玄人っぽいグラノーラをチョイスした。完全に虚栄心。

ちなみにamazonのリンクはアフィリエイトでもなんでもない。便利なだけ

 

2(遊) バランスアップ フルーツグラノーラ

 アサヒグループ食品大卒。ドラフト外れ1位。早熟の中距離打者で3割10本が期待できる将来の楽しみな若手。守りでは派手さこそないが堅実な守備で併殺が崩れることもない。弾道をあげて長距離化に成功すればトリプルスリーも夢ではない。一部のファンの間では二番打者最強説がまことしやかにささやかれている。

グラノーラとしては、一見板状でトリッキーに思われるものの、うまい・とまらない・皿が要らないの三拍子でわりかし最高。グラムあたりのコストの面さえどうにかなればぶっちゃけこれだけでよくね? よい。はじめて食べたときは微妙かと思ったけど、いつのまにか5箱平らげてたときはびびったね。最強の伏兵、二番でしょう。

 

3(中) ごろっとグラノーラ チョコナッツ 

日清シスコ ごろっとグラノーラ チョコナッツ 400g×6袋

日清シスコ ごろっとグラノーラ チョコナッツ 400g×6袋

  • 発売日: 2019/02/04
  • メディア: 食品&飲料
 

 日清シスコ高卒。ドラフト2位。チームの主軸といえばこの人。毎シーズン2割9分30本は最低でも仕上げてくる中堅手。にわかなどはだいたいチョコナッツ個人軍とか言っちゃう。身長170後半の理論派バッター。ヒーローインタビューがこなれている。名門日清シスコ高校の最高傑作といって差し支えない。

グラノーラとしてはまずチョコ感がすばらしい。風味に留まらずちゃんとチョコをやってる。なおかつナッツ。なおかつナッツ。二度言いたくなる語感と食感。ひとつ惜しいとすればナッツの量がやや少なめか。でもそんなのを補ってあまりある味なので良い。ごろっとシリーズのザクザク感に惚れてグラノーラを食ってるところはある。ぜひ牛乳とともにいただきたい。

 

4(一) ごろっとグラノーラ 3種のまるごと大豆

日清シスコ ごろっとグラノーラ 3種のまるごと大豆 400g×6袋
 

 日清シスコ高卒。ドラフト5位。三十路を過ぎて衰えが見えるが、まだまだ一発は怖い長距離砲。ハマるときはハマる、ダメなときはダメと調子の波が激しい。好不調を見極めて起用すれば丸い。打点乞食。フォームがキモめ。

正直それほどうまいとは思わないが、無性に食べたくなったときが一度だけあった。それだけのことで四番に据えた。やっぱ野球って二番や三番のほうが大事じゃんね。ごろっとシリーズという安心感もある。ここだけの話これを食べると残った牛乳がきなこ味になって、それのほうがうまい。

 

5(左) ごろっとグラノーラ いちごづくし

日清シスコ ごろっとグラノーラ いちごづくし 400g×6袋

日清シスコ ごろっとグラノーラ いちごづくし 400g×6袋

  • 発売日: 2019/02/04
  • メディア: 食品&飲料
 

 日清シスコ高卒。ドラフト3位。この欄めんどくさいし完全に不要なのでやめます。

いちごづくしはたまに食べる分にはいいけど、とても甘いので一袋食べるとしばらくいいかなとなる。ただザックザクなのでそれだけでグラノーラを食べる甲斐があるというものだからまあこのへんに置いておいてもいいでしょう。子供とかすきそう

 

6(三) バランスアップ 大豆グラノーラ カカオ&ナッツ

 これもいいね。ごろっとのチョコナッツとは違ってイケてる味はしてないんだけど、モシャっと食む感じもまた乙でござるなとなる。いぶし銀の味。二番のやつと同じでやめどきがいまいち分からない。普通に常備してあるとうれしいなって思うけど、やっぱこのタイプのやつはコストが高い。高いくせにやめどきが分からない。

 

7(捕) フルグラ くるみ&りんごメープル味

カルビー フルグラ くるみ&りんごメープル味 700g×6袋

カルビー フルグラ くるみ&りんごメープル味 700g×6袋

  • 発売日: 2018/04/09
  • メディア: 食品&飲料
 

 フルグラってそんなにおいしくないよね。という思想がごろっと派としてはあるので、くるみりんごメープルとかいう馬鹿の味だけ採用しました。どんな味だったかはほとんど覚えてないけどこの名前でまずいとかありえないでしょ。メープル味って自然界のなかでも別次元のおいしさじゃない? カエデは宇宙から飛来してきた説がある。個人的にフルグラはなんか人工的な甘みがあるから微妙。よってこの位置。

 

8(右) 玄米グラノラ香ばしきなこ

ケロッグ 玄米グラノラ香ばしきなこ 400g×6袋

ケロッグ 玄米グラノラ香ばしきなこ 400g×6袋

  • 発売日: 2018/08/27
  • メディア: 食品&飲料
 

 グラノーラではなくグラノラと呼ぶタイプのアレ。ケロッグは混ぜ物をする癖がある(グラノーラの群れにコーンフレークを混ぜ込みやがる)ので、メーカーとしてはかなり最悪の印象がある。一応一通り食べた中でも、この玄米のやつだけは食べやすい上に混ぜ物があった覚えがない(気にならなかっただけの可能性あり)。ただうまさの上限は低いので、ふわサク以上ごろっと未満な気分のときくらいがちょうどよさそう。そんな気分があるかは別として

 

9(投) ごろっとグラノーラ 5種の彩り果実

日清シスコ ごろっとグラノーラ 5種の彩り果実 400g×6袋

日清シスコ ごろっとグラノーラ 5種の彩り果実 400g×6袋

  • 発売日: 2019/02/04
  • メディア: 食品&飲料
 

 ごろっと信者としては入れざるを得ないというか原点。平たく言えばメープル味。いろんな具がごろごろ入ってるしグラノーラ自体もごろごろしてるから口が弱いやつは負ける。グラノーラを試してみたいという人はまずフルグラを買うのではなくこちらを試してみるべき。フルグラって売れてる割にぜんぜんおいしくないよ。嘘。過激なこと言いたくないから嘘ということにしておきます。賢者多くを語らず。そんな言葉ないし散々語ってるけどこのへんにしておく。

 

さて、打線が完成したわけだが、これらは奇しくもキロ数と同じ20種類のグラノーラの中から選ばれているに過ぎない。世の中にはもっとたくさんのグラノーラが眠っている。みんなには私も知らない未知のグラノーラを掘り出して欲しい。

そういう話ではなかったわ。

表題どおり、これが私なりの答えである。グラノーラを一年四ヶ月20kg食べたことで得られた知見をまるまる共有することができた。これでもう思い残すことはない。

急な話にはなるが、私はもう前線を退こうと思う。

私はもう十分にグラノーラを食べた。最近よく感じることがある。私がこれ以上グラノーラを食べたところで、何も得るものがないのではないか。特に好きってわけでもない食料を延々と食べて記録し続けることに疲れた。ふつうに飽きた。まあ飽きた。

私は自分に失望している。結局都合の良い積み重ねですら、一年と四ヶ月しか保たなかったのだから、あまりに不甲斐ない結果だ。この世はグラノーラですら現実を突きつけてきて嫌になる。

しかし、ここで私の知見を読者に共有して、もしも読者がこの記録のあとを継いでくれるというなら、私の積み重ねも無駄では無かったということになる。

だからどうか、みんなも世に眠るグラノーラを掘り起こしかっ食らうグラノーラ道を極めてみないか。

グラノーラ、みんなで食べたらこわくない

そういう話、だったんですねえ……これは……。知ってましたか……?

 

 

おわり